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従来型EPS
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DN−EPS
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従来型EPSとDN−EPSの構成は似ていますが、
操舵機構を動かす方法は可成り異なります。
○ 従来型EPSで操舵機構を動かすのは、
主にアシストモータの力です。
トーションバーが細いので伝達できるトルクが小さいため
ステアリングホイールは単なる操舵コントローラに近い役割です。
操舵フィールは、人工的でECUの特性に大きく影響されます。
○ DN−EPSで操舵機構を動かすのは、
主にステアリングホイールを握る運転者の手の力です。
アシストモータは必要なときだけアシストします。
DN−EPSでは、車速が速くなるとアシストが不要になるので、
アシストモータを切り離し、マニュアルステアリングの状態します。
操舵フィールは、ダイレクト且つナチュラルです。
従来型EPSは、左図のように、
ステアリングホイールとステアリング軸の間には細いトーションバーの
トルクセンサが設けられており、また、ステアリング軸とアシストモータとは
微小な動きも互いに伝わる状態で接続されています。
そのため、ステアリングホイールは細いトーションバーを介して操舵機構を動かすので、
ステアリングホイールと転舵輪の動きに差を生じます。
また、ステアリングホイールの動きは、同時にアシストモータと減速機も動かしますが、
アシストモータ内部と減速機内部の摩擦部は、動くまでは静止摩擦で
、動くと急に
動摩擦に変わるため、ステアリングホイールを動かす操舵力を急変させます。
(いわゆる動き始めに壁のように感じる引っ掛かり感です。)
そこで、この問題を解消するため、アシストモータが停止または、ほぼ停止している状況
では、駆動電流にディザ信号を加えて、ステアリングホイールに力が少し加わると
アシストモータも直ぐに追従して動く状態にするのですが、ステアリングホイールに振動を
感じる程まで振幅を大きくはできませんので、かなり改善されますが、完全には無くなりません。
そのため、運転者は滑らかに操舵することができず、操舵はギクシャクした不自然なものに
なります。
特に高速走行中は、微舵でも車両の進路に大きく影響しますので、運転者の感覚は
敏感になっているため、可成り緊張した運転となります。
一方、DN−EPSは、右図のように、
ステアリング軸に取り付けられたトルクセンサのトーションバーを太いものにして、
捩れ剛性を高めていますので、ステアリングホイールと転舵輪の動きは、
ほぼ一致しており、転舵輪からのインフォメーションはステアリングホイールに
ダイレクトに伝わります。
また、アシストモータと操舵機構との間の動力の伝達機構には、アシストする
動力を滑らかに断続する機構を設けているため、
○操舵力が小さいときは、
アシストモータと操舵機構の間の動力の伝達を遮断することにより、
あたかもEPSが無い、マニュアルステアリングの状態にします。
そのため、ステアリングホイールの動きには引っ掛かり感は無く、
滑らかに操舵することができるようになり、ナチュラルな操舵フィールです。
○操舵力が大きくなると、
アシストモータと操舵機構の間の動力の伝達を滑らかに接続して、
アシストモータが操舵をアシストし、従来型EPSと同様に小さな操舵力の快適な
操舵フィールになります。